ソフトバンク株式会社とヤフー株式会社の合弁会社であるPayPay株式会社は、バーコードやQRコードを使って決済ができる新たなスマホ決済サービス「PayPay」の提供を2018年秋から開始することを27日発表した。
また、「PayPay」の提供に当たっては、ソフトバンク・ビジョン・ファンドのポートフォリオカンパニーで、インド最大の決済サービス事業者であるPaytmと連携し、同社の顧客本位のテクノロジーを活用して日本におけるスマホ決済を構築しサービスを拡大していくとしている。
日本は現金で支払う習慣が根強く、現在のキャッシュレス決済比率は20%にとどまっており、政府がキャッシュレス決済比率を2025年までに40%、将来的に世界最高水準の80%にすることを目指してキャッシュレス化を推進する中、ソフトバンクとヤフーは日本のキャッシュレス決済の普及を促進し、
利用者と加盟店の双方に利便性の高いサービスを実現するため、2018年6月に合弁でPayPay株式会社を設立し、今秋から「PayPay」を提供する。
なお、このたび連携するPaytmは、インドでデジタル決済のエコシステムをリードし、バーコードやQRコードベースのテクノロジーを開発し、3億人以上のユーザーと800万の加盟店にシームレスなモバイル決済サービスを提供していく。
<「PayPay」の概要>
■開始時期:2018年秋に予定。
■利用方法:「PayPay」専用アプリ、または「Yahoo! JAPAN」アプリから利用可能。
■利用可能店舗:全国チェーンの店舗から、各地域の小規模店舗まで幅広く利用いただける予定で、詳細
は後日発表予定。
■主な特長:
・クレジットカード、電子マネーの2種類から支払い方法を選択できる。
・店舗側がレジ付近などに提示したQRコードをユーザーがアプリで読み取る方式(ユーザー読み取り方式)と、ユーザーが提示したバーコードやQRコードを店舗のレジでスキャンする方式(店舗読み取り方式)の2つを提供。
■加盟店向けの施策:
・ユーザー読み取り方式は、QRコードを店舗に掲示するだけで、大きな負担なく低コストで簡単に導入可能。さらに、店舗側が負担する決済手数料を開始から3年間無料とする。
・今後、店舗にユーザーを集客するためのさまざまな施策を実施予定。