株式会社電通が「2017年日本の広告費」を2月22日発表した発表によると日本の広告費は、継続する景気拡大に伴い、6億3907億円と対前年比101.6%となり6年連続でプラス成長となった。
主な媒体別では…
◇新聞広告費:5,147億円(前年比94.8%)
◇雑誌広告費:2,023億円(前年比91.0%)
◇ラジオ広告費:1,290億円(前年比100.4%)
◇テレビメディア広告費
・地上波テレビ:1兆8,178億円(同98.9%) ・衛星メディア関連:1,300億円(同101.3%)◇マスコミ四媒体広告制作費:2,979億円(前年比97.3%)
*衛星メディア関連は除く◇インターネット広告費
・インターネット広告媒体費:1兆2,206億円(同117.6%) ・インターネット広告制作費:2,888億円(同106.1%) ■マスコミ4媒体広告費 「新聞広告費」、「雑誌広告費」、「TVメディア広告」が減少したが、「ラジオ広告費」は、同年100.4%1290億円となっている。 ■インターネット広告費 運用用型広告費が9,400億円と同127.3%増。メディア側において予約型広告から運用型広告へのシフトが前年よりさらに進んだ結果、媒体費全体における運用型の構成比は77.0%と、全体の4分の3を超えるに至った。動画広告は前年に続き拡大。生活者のモバイルシフトが進み、メディアやプラットフォーマー側で動画広告メニューの拡充が行われた結果、市場が順調に拡大した。
特に、運用型広告領域においては、モバイル向け動画広告が活況を呈し、成長をけん引した。